(国)産業技術総合研究所は1月13日、東日本大震災で大きな被害を受けた福島・宮城・岩手の3県に立地する企業の再生可能エネルギー関連技術をサポートする「被災地企業のシーズ支援プログラム」の平成28年度の公募を同日から開始したと発表した。締切りは、2月5日。
産総研は、再生可能エネルギー利用の促進を通じて福島など3県の復興を図ろうと郡山市(福島)の西部第2工業団地内に同研究所10番目の研究拠点として「福島再生可能エネルギー研究所」を平成26年4月に開設した。
公募を開始した「被災地企業のシーズ支援プログラム」は、被災地に立地する企業やこれから進出する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術やノウハウの事業化に向けた技術的支援を福島再生可能エネルギー研究所が行なうというもの。
支援するのは、▽太陽光発電▽風力発電▽地熱地中熱▽蓄エネルギー▽再生可能エネルギー管理の各分野で、自社開発した技術やノウハウが対象。
支援期間は、採択が決まった日から平成29年3月31日まで。平成27年度は、25件が採択されている。問い合わせは、福島再生可能エネルギー研究所 産学官連携推進室(TEL024-963-0813)へ。