筑波実験植物園で「水草展2015」を開催

 (独)国立科学博物館筑波実験植物園は8月8日~23日、つくば市(茨城)天久保の同園で企画展「水草展2015~海に生きる水草~」を開催する。2年ぶりとなる今回の水草展は、知られざる海の水草(海草=うみくさ)を展開する。海草は、栽培が困難で日本の植物園ではほとんど紹介されてこなかった。同植物園では、2011年から海草の栽培方法の開発に取り組んできた。生きたまま展示するのは、日本の植物園では初の試みという。海草はワカメなどの海藻類とは異なり、海の中で花を咲かせ、群落を作る。展示は、▽海に生きる水草▽水草のふしぎな世界▽美しい水草の水槽の世界▽アマゾンの水草、などのテーマで海の水草、アマゾンの水草の調査の様子などを紹介。「干潟タッチプール」「アマゾンタッチプール」などで水草に触れたり、食虫植物のタヌキモにミジンコを食虫させたりできる体験コーナーもある。「自分だけのアクアリウムをつくろう」(午前10時~正午、午後1時~4時受付、材料費300円から)では好きな器と水草を選んで自分だけのアクアリウムを作製できる。このほか、8月8、16、23日午後2時~3時、研究員による展示案内が行われる。期間中8月10、17日は休園。開園時間は午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。入園料は、一般が310円(高校生以下・65歳以上無料)。問い合わせは、同園(TEL029-851-5159)へ。