最新の電子国土基本図を基に計測、国土面積10.55km2拡大
:国土地理院(2015年3月6日発表)

 国土交通省の国土地理院は3月6日、平成26年10月1日時点の日本の国土面積と、都道府県市区町村の面積を発表した。

 国土面積の公表は、人口統計と並ぶ古い歴史を持ち、初めて実施されたのは明治15年(1882年)。昭和35年(1960年)からは、国土地理院が毎年行っている。 

 発表によると、国土面積は、37万7,972.28km2で、これまで発表されている平成25年10月1日時点の面積より10.55km2増えた。

 これは、前年の増加面積(1.82km2)を大きく上回るが、その理由として計測の基礎となる地図を従来の「2万5千分の1地形図」から、より高精度な面積の算出ができる最新のデジタル地図(電子国土基本図)に切り替えたことを挙げている。

 市区町村別の面積では、岐阜県の高山市の2,177.61km2が最も広く、47都道府県中最も小面積の香川県(1,876.73km2)と、その次に小さい大阪府(1,904.99km2)を上回る。

 一方、全国一面積の小さい市区町村は、富山県の舟橋村(ふなはしむら)で、3.47km2だった。

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