国土交通省の国土地理院は8月5日、同院が全国に設置する「電子基準点」からのデータを配信する「電子基準点リアルタイムデータ配信機関」を公募すると発表した。
電子基準点は、全地球測位網衛星(GPS衛星:グローバル・ポジショニング・システム衛星)からのデータを受信して地震や火山活動などの地殻変動を監視している高さ5mのGPS連続観測点。
同院は、電子基準点を全国に約1,300点設置しており、取得したリアルタイムデータを広く一般に活用してもらうため、平成14年5月から「電子基準点リアルタイムデータ配信機関」を介し、民間に開放している。
現在、その配信機関となっているのは、公益社団法人・日本測量協会だが、平成26年度末で協定が終了することから、次の配信機関を公募するもので、平成27年4月1日から同32年3月31日までの5年間データ配信にあたる。
公募の締め切りは、9月8日で、同日午後5時までに企画提案書を同院の測地観測センター衛星測地課衛星情報係(〒305-0811 つくば市北郷1、TEL029-864-6266)に提出する。問い合わせは、同係へ。