(独)産業技術総合研究所は、つくば市(茨城)東のつくばセンター地質標本館で10月13日まで夏の特別展「地質アナログ模型の世界」を開催している。地形図を模型・ジオラマの形で立体的に展示する。地質の仕組みを示す地質ジオラマや、3Dプロッターという3次元造型機で製作した地形模型に、地質情報や衛星画像をプロジェクターで投影するプロジェクションマッピング型3D模型なども展示。この方式で展示するのは、富士山、筑波山、つくば市周辺の地形と館山市(千葉)の見物(けんぶつ)海岸の模型。富士山と筑波山が直接手で触れることができる。また、関東平野、大阪平野に広がる堆積平野の地下の窪みである「基盤」の模型を展示、基盤の構造と地震の揺れやすさ、地震動の拡がりや断層の分布などが分かりやすく示されている。そのほか、断層の動きを示した模型なども展示している。入場は無料。開館時間は午前9時30分~午後4時30分、月曜日休館(月曜日が祝日・振替休日の時は翌日休館)。また、9月6日は臨時休館。問い合わせは、同標本館(TEL029-861- 3750)へ。
No.2014-29
2014年7月21日~2014年7月27日