中央農研が青枯病対策の市民講座

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは6月14日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)観音台の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「新しい接ぎ木法によるトマト青枯病の防除」を開催する。講師は、同研究センター病害虫研究領域の中保一浩主任研究員。トマトの栽培では、細菌により枯れてしまう青枯病対策として、接ぎ木が広く利用されている。しかし、近年は連作や温暖化の影響などで、生産地では、これまでの接ぎ木で青枯病を抑えることは難しくなってきているという。市民講座では、こうした対策として取り組んできた「高接ぎ木法」や「ナス台木トマト」など新しい接ぎ木による青枯病防除技術を紹介する。参加は無料。定員は約70人。事前予約は不要。問い合わせは、同研究センター情報広報課(TEL090-2460-0423)へ。