動物衛生研が農場衛生管理システム・第6回マッチングフォーラム

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の動物衛生研究所は6月20日午後1時から、つくば市(茨城)吾妻の「つくばサイエンス・インフォーメーションセンター」で農場衛生管理システム・第6回マッチングフォーラム「畜舎の空気環境を考える」を開催する。農研機構は、畜産物の農場段階での安全性確保などによる生産性向上を目指し、「農場の微生物汚染低減に向けた日本型家畜飼養管理システムの開発(農場衛生管理システム)」という研究課題を立ち上げた。産学官連携のネットワークを構築し、民間企業などとの公開マッチングフォーラムを設定している。今回のフォーラムでは、病原微生物の伝播に重要な役割を果たすと考えられている畜舎内のエアロゾルについて、畜舎空気の清浄化など次世代型牛舎について考えていく。

 主なプログラムは、動物衛生研による「農場衛生管理システム」の概要説明に続いて、▽畜産におけるエアロゾルとその拡散(宇都宮大学)、▽空気(飛沫核)感染する豚の病気とその対策(動物衛生研)、▽最適環境を考慮した次世代型牛舎(パナソニック環境エンジニアリング(株))、などが発表される。続いて総合討議が行われる。

 参加は無料。参加申し込みは、登録ページから。締め切りは、6月11日。問い合わせは、同研究所農場衛生管理システム担当(Eメール:farm-biosecurity-mg@ml.affrc.go.jp)へ。