農工研が科学週間で施設の一般公開

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の農業工学研究所は、科学技術週間の4月18、19の両日午前10時~午後4時、つくば市(茨城)観音台の同研究所で、「しなやかな農村を創造する私たちのまなざし」をテーマに施設を一般公開する。「田んぼのカエル、里のカエル」―身近なところにいるカエルの種類や農業とのかかわりを解説、「植物もネオンが好き?~LEDで野菜を大きく~」―LED補光栽培の実物展示と合わせてレタスやシュンギクと光の関係について紹介する、などのミニ講演を行う。実験棟では、「気流を見てみよう」のテーマで、日本有数の大型風洞を公開、気流をレーザーで可視化。「地盤の液状化を振動実験で体感してみよう」では、過去の大地震と同規模の地震波や液状化を体験。そのほか、水と混ぜて数秒で固まる固化剤の実演やスマートフォンを使った簡易な雨量観測システムなどの実験・体感ができる。また、パネルによる最新の研究成果などの展示も行われる。参加は無料。問い合わせは、同研究所一般公開事務局(TEL029-838-8169・8188)へ。