(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月3日、地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS)で、2016~17年頃行われる生命科学・宇宙医学実験の実験テーマが国際公募で集められることになり、日本からの提案を同機構が窓口になって募集すると発表した。
この国際公募宇宙実験は、ISSに接続しているJAXAの日本実験棟「きぼう」をはじめ、米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁、ドイツ航空宇宙センター、イタリア宇宙機関がISSに置いている各種の宇宙実験装置を使って人間を対象にした生命科学・宇宙医学の実験を行おうというもの。
実験テーマは、国際公募で集まった提案を国際公募参加国が運営する国際科学評価パネル、国際技術評価パネルで評価し、国際調整を加えて決定する。
日本からの提案は、JAXAに提出し、JAXAが取りまとめてこの国際公募宇宙実験の国際事務局に届ける。
JAXAへの提出締め切りは、2014年3月26日。
国際公募で集まった提案の選定結果が出るのは、2015年3月頃の予定。
問い合わせなどは、(一財)日本宇宙フォーラム宇宙利用事業部ライフサイエンス国際公募事務担当へE-メールで。
No.2014-9
2014年3月3日~2014年3月9日