東北農研が東北地域マッチングフォーラム

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の東北農業研究センターは12月9日午後1時から、郡山市(福島)南の「ビッグパレットふくしま」で、「忍び寄る脅威から産地を守る―ウリ科野菜ホモプシス根腐病の総合防除対策―」をテーマに平成25年度東北地域マッチングフォーラム開催する。東北ではキュウリなどのウリ科野菜のホモプシス根腐病で被害軽減対策などが急がれている。フォーラムでは、圃場(ほじょう)の土壌診断法や土壌汚染の進行に応じた被害軽減策について研究者、生産者、行政など関係者の意見・情報交換を行う。また、防除技術のパネル展示、技術相談も行う。
 主なプログラムは、▽ホモプシス根腐病の特異性と総合防除対策の考え方▽福島県須賀川地域の露地キュウリ産地における発生状況とこれまでの対策―土壌消毒と転炉スラグ導入の実施状況―▽露地キュウリ産地における転炉スラグを用いた被害軽減対策▽徹底した土壌診断により産地を守る取組み▽遺伝子診断の活用による県域全体を網羅した土壌診断の展開、などの研究成果・事例報告が行われる。また、講演者たちによる有効な技術的対応などについて総合討論が行われる。参加は無料。定員200人。事前申し込みが必要で、申込書(案内ページから)に記入し、Eメール(www-tohoku@naro.affrc.go.jp)またはFAX(019-643-3588)で12月4日までに同センター情報広報課に送付。問い合わせは、同課(TEL019-643-3414)へ。