
グッドデザイン賞金賞を受賞したイプシオンロケット(提供:JAXA)
(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月7日、同機構と(株)IHIエアロスペースが開発し、今年9月、1号機の打ち上げに成功した「イプシロンロケット」が2013年度のグッドデザイン賞選定で「グッドデザイン賞金賞」を受賞したと発表した。
グッドデザイン賞は、自動車などの工業製品からソフトウエアまで「よいデザイン」に対し(公財)日本デザイン振興会が授与している賞。毎年約1,000件が選ばれ、今年はイプシロンロケットなど20件に金賞が授与された。
イプシロンロケットは、全長24m、重量91tの3段式固体燃料ロケット。重さ1.2tの衛星を地球周回低軌道に投入することができ、今年9月14日に同機構の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島・肝付町)から重さ340kgの惑星分光観測衛星を搭載した1号機を打ち上げ、同衛星を軌道に乗せている。