中型の地球観測機器のアイデア募集
―国際宇宙ステーションの日本実験棟船外に搭載
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月6日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で実施する地球観測計画のアイデアを募集すると発表した。2014年3月末までに候補を選定したうえで、提案者と協力しながら中型の観測機器を開発、2017年と2019年の2回にわたって各1機を打ち上げる。

 

■打ち上げ後約2年間地球を観測

 

 募集するのは、地上400km上空にある国際宇宙ステーションの軌道から地球を観測しデータ収集することを目的とした地球観測ミッション。「きぼう」の船外実験プラットフォームに大きさが最大900mm×600mm×394mm、重量にして最大200kgまでの中型の観測機器を取り付け、打ち上げ後約2年間にわたって地球観測を続ける。
 応募する場合は本文、資料も含めて観測計画のアイデアを5ページ以内にまとめ、12月20日までにEメールでJAXA募集事務局(EOISS@jaxa.jp)まで提出する。JAXAでは2014年1月にJAXAの「地球圏総合診断委員会」で1次審査を行い、審査通過提案に対する詳細提案の提出を依頼、2月~3月にかけて2次審査を行い、候補を選出、4月~7月に「国際宇宙ステーション・きぼう利用推進委員会」で他分野の提案も含めて搭載に向けての審査を実施、2014年下期に搭載候補を選定する。公募内容の詳細は同機構のホームページで見られる。

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