(独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)中央農業総合研究センターは11月5日、米菓に適した水稲モチ新品種(モチ米の新品種)を開発したと発表した。
近年、国産の加工用米の需要が伸びている。新品種は、「ゆきみのり」と呼ばれ、米菓への加工適性が優れていて、現在の代表的なモチ品種「ヒメノモチ」より多収なのが特徴。
同機構によると新品種「ゆきみのり」は、標準的な施肥料で栽培した場合で「ヒメノモチ」より13%多収になるという。
米菓加工適性については、亀田製菓(株)との共同研究で、「ゆきみのり」を使って米菓(かきもち)を作り調べているが、歯ごたえがあって、歯ごなれの良いかきもちが作れるとしている。
こうしたことから新潟県内の米菓業界は、「ゆきみのり」について原料用として利用できる可能性が高いと評価しており、新潟県内で平成26年度から作付けが計画されている。
No.2013-44
2013年11月4日~2013年11月10日