筑波実験植物園で「さくらそう展」

 (独)国立科学博物館筑波実験植物園は4月20日~同29日、つくば市(茨城)の同植物園で「さくらそう展―サクラソウ咲く景色、ふたたび」を開催する。サクラソウは春になると日本各地で見られたが、現在は絶滅危惧植物の指定をうけるほど激減している。そのため、各地でコツコツと保全の努力が続けられている。今年のさくらそう展ではそうした保全の現状を紹介するとともに、筑波大学が保有する園芸品種の中から1,000点以上を展示する。4月27日は午後1時30分~同3時、「サクラソウ野生集団の保全」をテーマに、神戸大学の吉田康子氏が講演する。定員40人で、予約は不要。また、20、21、28、29日は午後1時30分から1時間、筑波大や明治大の専門家が展示案内を行う。さらに、期間中はサクラソウの販売も行われる。期間中は無休。開園は午前9時~午後4時30分。入園料は一般300円(21日はオープンラボのため無料)。高校生以下・65歳以上、障害者手帳をもつ人とその引率者1人は無料。問い合わせは、同園(TEL029-851-5159)へ。