「高細精医療イノベーション拠点」作りを文科省が採択
:筑波大学/慶応大学

 筑波大学と慶應大学は3月12日、文部科学省の「地域資源などを活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」に両大学共同提案の「高細精医療イノベーション拠点(仮称)」作りが採択されたと発表した。
 文科省が進める同事業は、「産」・「学」・「官」の人材が一つ屋根の下に集まり革新的な課題の研究開発に異分野融合体制で取り組む“場”を「国際科学イノベーション拠点」として設けるというもの。今回は、両大学の「高細精医療イノベーション拠点」作りなど15拠点が採択された。
 「高細精医療イノベーション拠点」は、両大学が持っている医療ネットワークと計算科学・情報通信技術などを利用して生命科学情報の統合・共有化と活用ができる拠点を構築すると同時に、地域産業の活性化を図ることを目指している。
 具体的には、超早期診断医療技術、医療連携情報の二次利用、医療画像情報科学、医療創薬加速システムの開発を行い、産・学・官連携による高細精医療を実現する計画。文科省は、「グローバルな競争力を持った新規医療産業を興す」としている。
 この「高細精医療イノベーション拠点」作りには、「産」側から次の企業が共同提案者として参加する。
 ▽(株)島津製作所▽富士通(株)▽川澄化学工業(株)▽(株)リプロセル▽コニカミノルタテクノロジーセンター(株)▽アステラス製薬(株)▽エーザイ(株)▽(株)理研ジェネシス▽味の素(株)▽(株)つくばウエルネスリサーチ▽茨城県厚生農業協同組合連合会▽(株)生体分子計測研究所▽日本製粉(株)

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