(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月22日、2013年度打ち上げを予定している陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)の愛称を「だいち2号」にすることを決めたと発表した。 「だいち2号」は、2011年5月まで運用された陸域観測技術衛星(ALOS)「だいち」の後継機。同機構の種子島宇宙センター(鹿児島・南種子町)から「H-ⅡA」ロケットで打ち上げ、高度約628kmの北極と南極を通る極軌道に投入することを目指している。 「だいち」は、宇宙から地表に向けて電波を照射し跳ね返ってきた電波を受信して地表面を観測する合成開口レーダーと、地表のカラー写真を撮る光学センサーなどを搭載していた。 それに対し「だいち2号」は、光学センサーを載せず、地表からの電波を受ける受信機の感度を「だいち」の2~3倍に高めた合成開口レーダーを搭載して地表をより詳細に観測できるようにする。「だいち」の分解能は、約10mだったが、それが1~3mにまで上がり、「だいち」では十分に見えなかったビルの形状がはっきり見えるようになる、とJAXAはいっている。
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陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)イメージ図(提供:JAXA) |
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