国土交通省の国土地理院は4月6日、同院が提供・配信している「電子国土基本図」を利用しているGIS（地理情報システム）ソフトウエアとGISコンテンツの中から優れたものを「電子国土賞」として表彰することになったと発表した。
　電子国土基本図は、従来の2万5千分の1地形図に代わるものとして平成21年度から国土地理院が提供・配信している国の基本図で、今や国土管理、危機管理、環境対策などの上から必要不可欠の情報になっている。
　「電子国土賞」は、その電子国土基本図のデータを利用して地理空間情報の高度活用を図っているGISソフトとGISコンテンツの中から優れたものを表彰しようと創設するもので、GISの開発・普及活動を行っている学会などの非営利団体から推薦されたものの中から、学識経験者で構成される「電子国土賞選考委員会」が選定する。
　第1回の「電子国土賞」は、5月15日まで推薦を受けつけ、6月初旬に入賞者を発表するとしている。
　問い合わせは、つくば市（茨城）の国土地理院企画部技術管理課（TEL029-864-8281）へ。

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