日本中間子学会の「若手奨励賞」を受賞
:高エネルギー加速器研究機構

 高エネルギー加速器研究機構は4月3日、同機構物質構造研究所の牧村俊助氏が日本中間子学会から「若手奨励賞」を受賞したと発表した。
 この賞は、同学会が中間子科学の発展に貢献する優秀な論文を発表した若手の学会員に授与しているもので、牧村氏の受賞研究テーマは「大強度陽子ビームのためのミュオン生成標的の研究」。
 ミュオン(ミュー粒子)は、電子の約209倍の重さを持つ素粒子。寿命が約50万分の1秒と短いため自然界には安定して存在せず、パルス状の陽子ビームを、黒鉛でできたミュオン生成標的に照射して得る。
 牧村氏の受賞は、そのミュオン生成標的の黒鉛の冷却法の開発や、ミュオン生成標的の寿命評価法の開発などが評価されたもの。

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