甘くて大きい桃の新品種を開発:果樹研究所

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の果樹研究所は10月27日、甘くて大きい桃の新品種を開発したと発表した。同研究所は、この桃が鏡に映った月のように見え、表面が滑らかなことから「つきかがみ」と命名、既に品種登録を済ませている。
 桃には、果肉の色が白色のものと黄色のものとがある。日本の場合、生食用の桃の多くは白色品種。それに対し、今回の「つきかがみ」は、生食用ながら黄色品種。
 生食用の黄色品種としては、「黄金桃(おうごんとう)」が広く知られている。「つきかがみ」は、大きさ、甘さ共その「黄金桃」に近く、重さは350gにもなるという。
 袋をかけない無袋での栽培ができるのも大きな特徴。桃を栽培している地域なら栽培可能で、「生食用黄色品種として有望」と同研究所は見ている。

詳しくはこちら

桃の新品種「つきかがみ」(提供:果樹研究所)