(独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月6日、「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成22年度新規採択課題を発表した。
この事業は、大学、企業、独立行政法人などの研究者から農林水産業や食品産業などの将来のイノベーション(技術革新)につながる研究課題を公募し、採択課題に研究資金を提供し、研究を助成しているもの。
助成するのは、イノベーションの芽になる研究が対象の「技術シーズ開発型研究」と、技術シーズを実用化に向け発展させるための研究開発を対象とする「発展型研究」で、平成20年度から実施している。
今年度は、331課題の応募があり、審査の結果、その中から「アミノ酸シグナルを利用した高品質食資源の開発技術の確立」など技術シーズ開発型研究16課題と、「抗菌ペプチドを利用した食中毒原因微生物の高感度検出技術の開発」など発展型研究8課題の24課題を採択した。
No.2010-26
2010年7月5日~2010年7月11日