高能率の除草機を開発
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月6日、排水の悪い畑地でも使え、作業能率がこれまでの1.5~2倍という除草機を開発、井関農機(株)が市販を開始したと発表した。
 「ディスク式畑用中耕除草機」といい、走行すると2対のディスク(円板)が土の抵抗で回転し除草と培土(作物の株際に土を寄せること。土寄せともいう)を行う方式。
 中耕除草は、作物の生育初期に行われる雑草の繁茂を防ぐ雑草防除作業のこと。従来の中耕雑草機は、高速回転する爪で土をおこすロータリー式で、水分の多い畑地では使いにくい弱点があった。
 新中耕除草機は、1時間に4~6㎞の高速作業が可能で、従来機と比べ作業能率は1.5~2倍、燃料消費量は半分程度という。

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