農機の安全な使い方学ぶ「eラーニングシステム」を公開
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月6日、農業機械の安全な使用方法をパソコン画面でクイズ形式により学習する「農機安全eラーニングシステム」を同機構のホームページで公開したと発表した。
 動画やイラストなどを使ったクイズに答えて農業機械の安全な使用方法を理解するというもので、インターネットを利用できるパソコンがあれば、いつでもだれでもマウス操作のみで利用できる。東京大学と共同で開発してきたeラーニングシステム(パソコンなどを利用した学習)で、平成21年度から試作した一部を試行版として公開していたが、新たなコンテンツを追加し、システム全体の改良を行った完成版を今回公開した。
 農作業による死亡事故の原因では、農業機械作業に伴う事故が7割を占め、機械の安全な使用方法について正しい知識を身につけておくことが求められている。公開したのは、乗用トラクターの移動、耕うん作業、点検整備の3コンテンツ、自脱コンバインの移動、作業・点検整備の2コンテンツ、歩行用トラクターと刈払機各1コンテンツの計7コンテンツ。
 1コンテンツの学習時間は、約15分。初心者からベテランまで利用でき、全問正解すると「修了証書」が表示される。

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