(財)茨城県科学技術振興財団は7月8日、今年度の「つくば賞」、「つくば奨励賞」、「江崎玲於奈賞」のそれぞれ受賞者を発表した。
「つくば賞」は、基礎・応用・開発を問わず理工学、生命科学などの分野で優れた研究成果を挙げた研究者を表彰するもので、賞状、賞牌と、副賞500万円が贈られる。第20回目の今回は、産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センター(茨城・つくば市)の末永和知氏(44歳)が受賞した。炭素など軽い元素を直接観察できる超高感度電子顕微鏡技術の開発が評価された。
「つくば奨励賞」(賞状、賞牌と、副賞100万円)は、21回目で、果樹研究所(つくば市)の斎藤寿広氏、農林水産技術情報協会(東京)の寿和夫氏、物質・材料研究機構(つくば市)の田口哲志氏の3人が選ばれた。
また、ナノテクノロジー分野で顕著な研究業績を挙げた研究者に授与される「江崎玲於奈賞」(賞状、記念品と、副賞1,000万円)は、第7回目で、東京大学大学院教授の藤田誠氏が受賞した。
No.2010-26
2010年7月5日~2010年7月11日