(独)農業・食品産業技術総合研究機構の東北農業研究センターは5月18日、今年度実施する「出前技術指導制度」の実施概要を発表した。
この制度は、同センターが開発した農業技術や農作物の新品種などを農業者、農業団体、農業改良普及センター、企業などの現地に出向いて技術指導するというもの。出前の時期や場所は、応募者と相談の上決定する。派遣する指導者の出張経費は、同センターが負担する。
今回出前する主な最新の研究成果は、▽麦類をリビングマルチ(雑草の抑制)に用いる大豆栽培技術、▽商品開発で重視すべき要因を明らかにする商品評価分析システム、▽複合交信攪乱を基幹技術としたリンゴ農薬50%削減体系、▽日本角種を借腹(かりばら)とする黒毛胚移植子牛の哺育期における生育特性、など。
問い合わせは、同センター情報広報課(TEL019‐643‐3414)へ。
No.2010-19
2010年5月17日~2010年5月23日