(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月23日、同機構の種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)から同月21日に打ち上げた金星探査機「あかつき」(PLANET-C)が撮影した地球の画像を公開した。 この地球撮影は、いわば、「あかつき」の“初仕事”で、打ち上げから約14時間半後の21日午後8時50分頃、地球との距離が約25万kmの宇宙空間で、搭載したカメラが機能するかを確認する目的で撮影した。 「あかつき」は順調に飛行しており、同機を追跡している同機構の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島・肝付町)は、21日午後4時40分に同機からの電波を受信、太陽電池パネルの展開を始めとする一連のシーケンスが正常に行われていることを確認した。今後、搭載機器の機能確認、姿勢軌道制御を行い、今年12月上旬頃の金星周回軌道到着を目指す。
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