(独)防災科学技術研究所は8月29日、大船渡市(岩手県)と協力して大船渡駅前広場の一角に東日本大震災後の復興を定点観測するための「復興情報杭」第1号を設置した。
この杭は、廃プラスチックスを再利用して成型した長さ約90cm、幅同10cmの四角柱で、電波を使って情報を書き込んだり読み取ったりすることができるICタグがセットされている。
復興の過程を写真や動画で記録していく際の定点観測の場所として建立したもので、同研究所が参加している被災地の映像や資料をデジタルで記録する産学官連携プロジェクト「東日本大震災・災害復興まるごとデジタルアーカイブス」の一環で設置した。同プロジェクトでは、今回と同様の復興情報杭を今年度内に岩手など東北3県に1,000本建てる計画。
No.2011-35
2011年8月29日~2011年9月4日