2つの新規研究で共同研究者を募集
:土木研究所

 (独)土木研究所は7月13日、新たに開始する2つの研究、[1]「コンクリート埋め込み部における鋼部材の腐食欠損の非破壊検査手法に関する研究」と[2]「道路橋桁端部の腐食環境改善技術に関する研究」の共同研究者をそれぞれ募集すると発表した。
 コンクリート中の鋼材の腐食は、超音波を当てる非破壊の超音波探傷法によって現在は調べられているが、より高性能で実用的な非破壊調査法を開発しようというのが[1]の共同研究。腐食による鋼材の板厚減少の程度が把握でき、携帯型で安価な装置を開発することを目指している。研究期間は、来年度末まで。
 一方、[2]は、橋の中で最も厳しい腐食環境である道路橋の桁端部の腐食原因を除去する技術の開発を目指すもので、試作品の作製とその性能の検証を行う。研究期間は平成25年度末まで。
 応募の締め切りは、共に8月12日午後5時。問い合わせは、同研究所企画部研究企画課(TEL029-879-6750)へ。