国土交通省の国土地理院は7月14日、現在公開中の東日本大震災の被災地域を俯瞰できる「斜め空中写真」に、新たに福島県いわき市から千葉県旭市までの沿岸を写した623枚を加え追加公開したと発表した。 斜め空中写真は、航空機から斜め下の地表部を写した写真のこと。津波による被災状況、建物の損壊状況などを画像として残し、今後の復旧・復興活動に役立てようと同院が撮影しているもので、5月18日に宮城県と福島県相馬市沿岸の被災地を撮影。その後、岩手県、青森県の沿岸部などの被災地を順次写し、これまでに青森県104枚、岩手県392枚、宮城県371枚、福島県52枚の合計919枚の斜め空中写真を公開している。 今回、追加公開したのは、7月11日と12日に撮影した、いわき市から旭市までの太平洋沿岸の津波により被災した箇所の写真で、枚数は福島県が125枚、茨城県が411枚、千葉県が87枚。これらの写真は、同院のウェブサイト(http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/h23_tohoku.html)で閲覧できる。 問い合わせは、つくば市(茨城)の同院基本図情報部画像調査課(TEL029-864-4884)へ。
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追加公開された斜め空中写真の内の一枚。福島県いわき市薄磯付近(提供:国土地理院) |
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