(独)防災科学技術研究所は1月31日、霧島山・新燃岳の噴火に伴う地殻の変動状況を発表した。
新燃岳では、1月26日から27日にかけて発生した噴火により31日午前9時現在まで山体の収縮が続いている。防災科研は、26日から27日にかけての収縮を傾斜計、全地球測位システム(GPS)の観測データと、国土地理院のリアルタイムで日本全国の地殻変動を監視しているGPS連続観測システム「GENET」のデータを統合して解析した結果、収縮源の中心は新燃岳の北西約7km、深さ約10kmで、収縮量は約550万㎥と推定されることが分かったという。
また、28日から31日午前9時までの収縮量についても、ほぼそれと同程度と見ている。
No.2011-5
2011年1月31日~2011年2月6日