無人宇宙補給機「こうのとり」2号、ISSとのドッキングに成功
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月28日、同機構種子島宇宙センター(鹿児島)から「H-ⅡB」ロケット2号機で打ち上げた無人宇宙補給機「こうのとり」2号(HTV2)と国際宇宙ステーション(ISS)の結合が日本時間の同日午前3時34分(以下、時間は全て日本時間)完了したと発表した。
 1月22日に打ち上げられたHTV2は、地球を周回飛行しながら次第に軌道を高めて1月27日午後6時50分頃、ISSの真下約250mに到着。ISSとの距離をレーザー光線で測りながら10mまで接近。ISSの乗組員が操作するISSのロボットアームで同日午後11時51分、ISSの第2接続部に結合された。その後、電力や通信の回線も接続され、翌28日午前3時34分に結合作業は完了した。
 JAXAや米国の実験機器をはじめ、アジア各国の植物種子などの実験材料、ISS乗組員用補給物資、種子島の水道水などHTV2が運んだ資材は、約5.3t。それらをISSに移した後HTV2は、ISS内で発生した廃棄物などを積んで3月にISSを離脱、地球の大気圏に再突入して燃え尽きる。

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ISSに結合した「こうのとり」2号(提供:宇宙航空研究開発機構)