屋根に積もった雪の重さ情報を提供
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は1月21日、雪下ろしの参考ともなる建物の屋根に積もった雪の重さ(積雪荷重)を伝える積雪荷重情報の提供をホームページで開始したと発表した。
 雪は軽いイメージだが、建物の屋根などにたくさんの雪が積もると思わぬ災害を引き起こす。このため、積雪の多い所では、雪を屋根から取り除く雪下ろしが冬場の重要な仕事になっている。
 同研究所は、北海道のニセコから島根県の大山(だいせん)までの積雪地域に積雪深さや気温、積雪重量などを測定する観測ネットワーク「積雪・気象監視ネットワーク」を設置して準リアルタイムで積雪データの取得を行い、その情報をホームページで公開している。
 今回の積雪荷重情報提供は、同研究所のホームページ(http://www.bosai.go.jp/seppyo/ )にアクセスし、「積雪荷重の計算ページ」を開いて、自分の住んでいる場所に一番近い同研究所の「積雪・気象監視ネットワーク」観測点を選択、最後に雪下ろしをした日を入力してやると現在どれくらいの重さの雪が屋根に載っているかがパソコン画面上に表示されるというもの。誰でもアクセスできるので屋根の雪下ろし時期を決めるのに役立つものと期待される
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