国土交通省国土地理院は12月15日、これまでの紙に印刷された地図に変わる“電子地図”の試験公開を同日午後1時から開始したと発表した。
この新しい地図の正式名称は、「電子国土基本図(地図情報)」といい、同院のホームページにアクセスすれば、パソコン画面上でだれでも自由に見ることができ、その地図をプリンターでカラーコピーすることもできる。
同院は、これまでの25,000分の1地形図を中心とした紙の地図体系から、デジタルデータを中心とする新たな地図体系に移行するため、平成21年度から電子国土基本図の整備事業を開始している。
このほど、全国の電子国土基本図が概成したことから試験公開に踏み切ったもの。アクセスするとパソコン画面上で縮尺1,000万分の1の日本全図から、自分の住んでいる住宅の位置がほぼ識別できるほどの同2,500分の1の地図までを自由に切り替えて見ることができる。
同院では、来年度中には正式公開にもって行きたいとしている。
No.2009-50
2009年12月14日~2009年12月20日