(独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月1日、マメトラ農機(株)と共同でキャベツを高能率で収穫できるキャベツ収穫機を試作したと発表した。
試作機による収穫試験で高能率を確認できたことから、同機構はこれまで困難だった大規模畑作地帯でのキャベツ栽培が可能になるとして平成23年度の実用化を目指す計画。
新収穫機は、自走しながら2条(2列)のキャベツを同時に刈り取り、横を伴走するトレーラーへベルトコンベアー式に次々と投入していくという方式。キャベツをしっかりと固定して切り取る機構を採用しているため、高速で確実に茎を切断でき、北海道などで実施した実際の圃場での収穫試験では86%のキャベツを損傷なく刈り取ることができたという。
No.2009-48
2009年11月30日~2009年12月6日