世界最大のランが開花:筑波実験植物園

 (独)筑波実験植物園は12月2日、つくば市(茨城)の同園の水生植物温室で世界最大のランが開花したと発表した。
 このランは、学名を「グラマトフィルム・スペキオスム」と言い、東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島の低地に生え、良く育つと茎の長さが7mあまり、重さが2t近くにも達する。花に茶色の斑点が数多くついていることから、「タイガーオーキッド」とも呼ばれる。花の大きさは、7cm前後で、一つの株に1,000輪咲いたという記録がある。
 しかし、自生地でも開花は気まぐれの珍花で、数年に一度しか咲かないのが普通。このため、同園での開花も2006年1月以来のこと。
 同園によると、今回の見ごろは12月下旬頃まで。問い合わせは、同植物園(TEL029-851-5159)へ。

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「グラマトフィルム・スペキオスム」の花(提供:筑波実験植物園)