非主食用多収稲開発で共同研究契約を締結:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は11月24日、主食以外の用途に使う非主食用の多収稲を開発するため青森県産業技術センター、岩手県と共同研究契約を締結したと発表した。
 水田の有効利用策として米粉、飼料などに使う非主食用の米作りが注目され、低コスト生産が可能な多収稲の育成が各地で進められている。東北地域の中北部では、多収性に耐冷性、耐病性を併せて持たせなければならないため、3者が共同でその開発を行うことになったもの。
 東北地域中北部向けの多収稲としては「べこごのみ」、「ふくひびき」があり、さらに最近、耐冷性が強い「みなゆたか」、「つぶゆたか」などが登場しているが、より多収の品種が望まれている。
 今回の共同研究では、東北地域中北部に適する1反(約990m2)当たり900kg以上の高収量性で、耐冷性、耐病性が強く、主食用米との識別ができる多収稲の開発を目指すとしている。

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