2人の研究員が「環境科学会学術賞」、「日本土壌肥料学会賞」を受賞
:農業環境技術研究所

 (独)農業環境技術研究所は9月1日、同研究所の2人の研究員が「2009年度環境科学会学術賞」、「第54回日本土壌肥料学会賞」を受賞することになったと発表した。
 「環境科学会学術賞」に選ばれたのは、新藤純子上席研究員。この賞は、環境科学の発展に貢献する優れた研究業績に与えられるもの。新藤さんの行った人間の活動が引き起こすグローバルな窒素循環とそれによる環境への影響の解明を目指した研究、なかでも人口が集中し、経済発展の著しい中国、東南アジアを中心とした東アジアの食糧生産増大が環境におよぼす影響についての研究が評価された。
 また、「日本土壌肥料学会賞」に決まったのは、「農耕地土壌における温室効果ガスの発生量評価に関する研究」で成果を挙げた八木一行上席研究員。農耕地は、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素といった温室効果ガスの重要な発生源。八木さんは、日本とアジア諸国の農耕地でこれらの温室効果ガス発生量の計測を行ってその発生特性と制御要因を明らかにし、発生量の広域評価を行った。

詳しくはこちら

詳しくはこちら