イノベーション創出で32の研究課題を選定:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月2日、「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成21年度新規採択課題を決定したと発表した。
 この事業は、農業・食品産業分野のイノベーションの基になる基礎的研究テーマを大学、独立行政法人、民間企業などの研究者から公募する制度で、平成20年度からスタートした。
 今回は、337課題の応募があり、その中から技術シーズ開発型研究22課題、発展型研究10課題の計32課題が今年度分として新たに選ばれた。
 技術シーズ開発型研究としては(1)昆虫脱皮ホルモン合成系に着目した昆虫発育制御剤の開発、(2)食品の安全性に関する簡易リスク判定技術の開発、(3)バラ科果樹における大果で高糖度な果実生産のための基礎研究―などが、発展型研究としては(1)健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発、(2)睡眠改善機能食品の開発、(3)プロテオーム解析情報を基盤とした高品質和牛生産システムの開発―などがそれぞれ選ばれた。

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