企業と共同開発した新技術が「推奨技術」、「準推奨技術」に
:土木研究所

 (独)土木研究所は5月25日、同研究所が民間企業と共同開発した2つの新技術が国土交通省の「推奨技術」と「準推奨技術」に選ばれたと発表した。
 推奨技術と準推奨技術は、公共工事の技術水準を一層高める画期的な技術として選定するもので、このほど平成21年度の選定が行われた。
 「推奨技術」に選ばれたのは、同研究所が(株)NIPPOコーポレーション、(株)ヴィルトゲンジャパンと共同開発した「ランブルストリップス」と呼ぶ道路事故防止技術。道路の舗装路面を削り、カマボコ状の溝を連続して形成することでその上を通過する車両に不快な振動を発生させ、ドライバーに車線逸脱を警告して事故を防ごうというもの。北海道の国道などを中心にこれまでに全国で延べ1,500kmを超す施工実績がある。
 国交省のこの制度で推奨技術が選定されたのは、今度が初めて。
 「準推奨技術」の方は、同研究所がオリエンタル白石(株)、ショーボンド建設(株)と共同開発した「Kui Taishin‐SSP工法」という橋脚の耐震補強技術。これまでの50件近い施工結果が高く評価された。

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