(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と早稲田大学は5月29日、東京・新宿区の早稲田大学で「連携協力協定」に調印した。
両機関は、平成11年度に「連携大学院協定」、同18年には「研究開発に関する包括的な協定」をそれぞれ結んでいるが、今回の協定は協力関係の幅をさらに拡大し、教育・人材育成にまで拡げることを目指している。
JAXAが平成19年7月に打ち上げた月周回衛星「かぐや」には、早大の研究者が中心となって開発したガンマ線分光計が搭載されたが、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」を利用する宇宙実験にも早大の研究者が参加して共同研究が進んでいる。
両機関は、今回の協定により今後協力を検討していくテーマとして、[1]月惑星探査に関する研究、[2]小型衛星に関する研究、[3]無人飛行機を活用した災害監視・環境観測に関する研究、[4]宇宙環境を利用した宇宙科学に関する研究、[5]宇宙教育の促進、を挙げている。
No.2009-21
2009年5月25日~2009年5月31日