高エネルギー加速器研究機構は4月1日、同機構の物質構造科学研究所(物構研)に同日付けで新たに「構造物性研究センター」を設立したと発表した。
同研究センターは、加速器で作り出した放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子という4種類の量子ビームの総合的な利用と、外部研究者との研究協力を2本柱にして、物性科学分野の世界的研究拠点になることを目指す。
物構研には、平成12年に設立され、生命科学分野で世界的な研究成果をあげている「構造生物学研究センター」があるが、今後は2つのセンターを両輪にして研究活動を推進していくとしている。
No.2009-13
2009年3月30日~2009年4月5日