(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月10日、長期の宇宙滞在に挑戦する若田光一宇宙飛行士が使う小型心電計や宇宙日本食をロシアのロケット「プログレス補給船32P」で一足先に国際宇宙ステーション(ISS)に向け打ち上げたと発表した。
プログレス補給船は無人で、ISSへのフライトは今度が32回目。今回は、ISSに滞在している3人のクルーの食料や酸素などと共に、若田さん用の資材を積んで、同日カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、13日ISSに届けられた。
小型心電計は、重さ78g。ISS内での若田さんの心電波形を24時間連続で記録し、測定データを地上に伝送する宇宙医学実験に使う。
若田さんは、米国のスペースシャトル「ディスカバリー」でISSに向かい、3カ月半にわたる日本人初の宇宙長期滞在に挑む予定。
No.2009-6
2009年2月9日~2009年2月15日