ネット衛星「きずな」使い日本とアジアの大学結び遠隔講座開く
:宇宙航空研究開発機構/筑波大学/KDDI

 (独)宇宙航空研究開発機構は、2月9日から筑波大学、KDDI(株)と共同で、超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」を使い筑波大とアジアの大学を結んでの「遠隔教育実験(eラーニング実験)」を実施した。9日には筑波大とタイのアジア工科大学間で、10日にはさらにマレーシアのマルチメディア大学を加えた3大学を結んでの同時遠隔講座を開いた。
 「きずな」を使っての遠隔講座は、インフラ環境が整っていない場所でもアンテナなどを設置するだけで行えるのが特徴。最大8地点まで同時に接続できるが、実際に遠隔地を結んで同時講座を実施したのは今回が初めて。
 初日の9日は、筑波大から留学生を含む学生24人、アジア工科大から6人が参加、1時間半にわたる遠隔授業が行われた。
 同時遠隔講座は、3月17日まで8回開く予定。今後さらに接続大学を増やして実験を行うことも検討している。

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