平成21年度予算(案)の内容を発表:国土地理院

 国土交通省国土地理院は12月24日、「平成21年度国土地理院関係予算」(案)をまとめ発表した。
 それによると、総額は119億円。うち運営費を除く事業費は、約60億円で、前年度より4%少なくなっている。
 平成20年4月の閣議で「地理空間情報活用推進基本計画」が決定されたことから、国や地方公共団体などが作成した地図データを集約・シームレス化し、インターネットで無償提供できるようにする「基盤地図情報整備」に力を入れ、20億円を投じる。
 また、新たに(1)国土地形基盤整備(1億5000万円)、(2)人工衛星画像による地図情報整備(1100万円)、(3)地図情報の活用促進(800万円)、(4)地理情報の提供・流通に関するガイドラインの作成―の各プロジェクトをスタートさせる。
 その内の「国土地形基盤整備」は、植生、崖、岩、構造物、地形情報などを全国規模で把握しようというもので、未利用地の状況把握や、災害時の避難誘導に役立てることを目指している。

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