「J‐PARC」の実験課題を国内外から募集
:高エネルギー加速器研究機構/日本原子力研究開発機構

 高エネルギー加速器研究機構と(独)日本原子力研究開発機構の共同運営組織「J-PARCセンター」は7月8日、「大強度陽子加速器施設(J-PARC)」の物質・生命科学実験施設を利用する実験課題を広く国内外から募集すると発表した。世界最新・最高の加速器施設J-PARCの実験課題を募集するのはこれが最初で、応募の締め切りは8月31日午後5時。
 茨城県の東海村に建設しているJ-PARCの中の物質・生命科学実験施設は、光速近くまで加速した陽子(水素の原子核)がターゲット原子(標的の原子)と衝突した時に生み出されるパルス状の大強度中性子やミュオン(ミュー粒子、電子の仲間)を使って実験を行う施設。今回の募集は、国内外の大学、民間企業、研究機関などの研究者を対象に行うもので、同実験施設の利用期間は2008年12月15日から翌年2月末までの間の約20日間。応募課題の審査が終わるのは、10月下旬頃の予定。詳細は、ホームページ(http://j-parc.jp/)に掲載している。

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