1万8000系統のシロイヌナズナ変異体のデータベースを公開
:農業生物資源研究所/理化学研究所/岡山県生物科学総合研究所

 (独)農業生物資源研究所と(独)理化学研究所、岡山県生物科学総合研究所は3月13日、シロイヌナズナの変異体のデータベースを理研のウェブサイトで公開したと発表した。
 シロイヌナズナは、アブラナ科の一年草で、代表的なモデル生物としてDNA(デオキシリボ核酸)研究などに使われている。公開したデータベースは、イネの遺伝子本体である完全長cDNA(完全長相補的DNA)を導入したシロイヌナズナ変異体「イネFOXシロイヌナズナ変異体」約1万8,000系統についての観察情報を収録したもの。
 3研究所は共同で、2006年から文部科学省の科学技術振興調整費の課題として、イネFOXシロイヌナズナ変異体を作製して有用な機能を持つ遺伝子を探索する研究を進めている。今回公開したデータベースは、その研究過程で得られた成果で、1万8,000系統もの大規模な公開は世界的にもまれなことという。
 イネFOXシロイヌナズナ変異体データベースのウェブサイトは、http://ricefox.psc.riken.jp/login/

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