（独）農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所は3月21日、簡単な操作で短時間にブドウの花の整形ができる「ブドウ花穂整形器（かすいせいけいき）」を考案、日本園芸農業共同組合連合会が「ラクカット」の商品名で販売を開始したと発表した。
　ブドウ花穂とは、花のこと。花穂を一定の大きさに切り整える作業は、高品質の果実を実らせるために欠かせない。しかし、開花初期の極短い期間にハサミや手で多数の花穂を処理するのは大変で、手のかからない簡便な整形手法の開発が待ち望まれている。
　「ラクカット」は、花穂をはさんで下ろすだけで整形できるというもので、大幅な省力効果があること、果実の品質への影響がないことを確認していると同研究所ではいっている。

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