（独）産業技術総合研究所は11月19日、新素材「有機ナノチューブ」の早急な普及をはかるため産業界から共同研究を希望する企業を公募することになったと発表した。
有機ナノチューブは、ブドウ糖とオレイン酸から合成したナノ（ナノは10億分の1）メートルオーダーの超微細なチューブ状材料のこと。環境、農業、食品、健康、医療など広範な分野への利用が期待され、同機構はすでにこの新素材の大量合成法を開発、今年の3月から試料提供を開始している。
今回公募するのは、有機ナノチューブの応用技術を企業連携形式で進めるため実施するもの。共同研究応募書類の受付開始は、2008年3月1日、締め切りは同15日の予定。2008年7月1日から共同研究を開始することにしている。問い合わせは、同機構産学官連携推進部門連携企画室（TEL 029-862-6144）へ。
No.2007-45
2007年11月12日～2007年11月18日
