陸域観測衛星「だいち」がペルー地震の地殻変動をキャッチ
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構は8月29日、陸域観測技術衛星「だいち」が8月16日に発生したペルー地震の被災地の地殻変動を観測することに成功したと発表した。
 「だいち」に搭載されている合成開口レーダー「PALSAR(パルサー)」で取得した画像データを「差分干渉処理」という手法を使って処理した結果判明したもの。
 パルサーは、衛星から発した電波の反射を受信するセンサーで、夜でも曇天でも撮影できるのが特徴。差分干渉処理は、パルサーが捉えた地震発生前と発生後の衛星と地面の間の距離の違い(差)から地面の陥没や隆起を知る方法で、7月12日から8月27日までの46日間の衛星・地面間の距離の伸び縮み具合から最大で約1.3m隆起したことが分かった。

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