「バイオマス研究センター」を新設:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月1日、同日付けで新たに「バイオマス研究センター」を設置したと発表した。

 石油価格の高騰に伴いバイオマス(生物資源量)から得たエタノール(エチルアルコール)を燃料に使う動きが世界的に活発化している。このため日本でも国産の農産物などを原料とする安価で高効率のエタノール生産技術を開発してバイオマス燃料を自動車などに利用しようという機運が高まり出している。

 バイオマスに関する研究は、エネルギー問題のみならず環境問題や農業振興にも関連するため総合的に推進することが求められている。同機構では、バイオマス研究センターを核に明確な研究戦略の下で機動的、効率的にバイオマスの研究を推進していきたいとしている。