2つの技術開発で共同研究を実施
:農業・食品産業技術総合研究機構(2015年5月28日発表)

 (国)農業・食品産業技術総合研究機構は5月28日、同機構の農村工学研究所が新たに着手する2つの技術開発を共同で行うパートナーを募集すると発表した。

 共同研究の期間は、今年度から平成29年度までの3年間。募集するのは、いずれも個人ではなく団体で、公募の締め切りは、6月27日。

 共同研究の1つは、「水田永久転換畑における畑作物生産性向上のための地下かんがい技術の確立」。水田を畑作物栽培に永久転換するケースが今後増えると予想されている。共同研究は、それに対応するため超省力・節水型の地下かんがいシステムを開発しようと行うもの。募集するのは、2団体。

 もう1つのテーマは、農業用ダムなど大型の農業用水利施設の健全性をチェックする「長期供用施設及び基礎地盤の健全性監視のための複合的診断技術の開発」。募集するのは、1〜2団体。

 両共同研究の参加機関は、農村工学研究所の「共同研究審査委員会」が審査して決める。 問い合わせなどは、同機構技術移転センターの移転推進室(TEL029‐838‐8296)へ。

詳しくはこちらこちら